2002年08月31日 土曜日 久し振りに高坂さんと2人で都内の史跡をまわる。僕は高坂さんと一緒だと無茶をする。この日も染井霊園を中心にその周辺を歩いたのだけれど、こんなに暑いのは高知行ったとき以来かな、なんてことを話しながらほとんど休みらしい休みもとらずにテクテクと歩く。2人で高知の町中を歩いたときも暑かった。けど、2人ともそれが自然である様に容赦なくテクテクと歩く。オフもそうだけれど、共通の話題で盛り上がれる友人と史跡を探しながら歩くっていうのは、ホントに楽しい。 TOP |
2002年08月28日 水曜日 桜田門外ノ変。黒沢忠三郎が駕籠に向けて放った銃弾は、井伊直弼の腰から腿に抜け、足の自由を奪った。そのために大老は駕籠の外に出ることが出来なかったのだという。行列の先頭が乱れ、足並みが崩れた。大老の駕籠の歩みが止まり、銃弾が井伊直弼の腰を貫く。稲田重蔵が体当たりをする様に駕籠に刀を突き立てるまでの刹那、大老の頭に過ぎったのは果たして何だったのだろう。憤怒か、満足か、後悔か。そんなことを帰りの電車の中で僕は取り留めもなく、漠然と考えている。 TOP |
2002年08月15日 木曜日 おじさんが亡くなり、出棺に立ち会った。人の死はいつも唐突にやって来る。炎天下の中、礼服を着て汗だくになりながら、春に交わした言葉を思い出していた。子供の頃の夏休みの思い出といえば、このおじさんの家に遊びに来ることだった。お盆に亡くなる人は徳が高いのだというけれど、これでまたひとつ、より所を失った気がした。 TOP |
2002年08月11日 日曜日 久し振りに史跡の写真をアップ。やっとアップ出来たという感じ。アップ出来た史跡の数は少ないけれど、少しずつ自分の時間が出来てきた。そうなると今度はやはり遠出がしたい。今年は絶対京都に行きたいと思う。 夜、うちの猫が鉄之介を襲っているかの様な音に駆けつけてみると、鉄之介が活発に活動を始めただけだった。すっかり夜行性だということを忘れていた。何はともあれ、元気になって良かった、良かった。 TOP |
2002年08月10日 土曜日 お盆の帰省ラッシュが始まった。金曜日に休みをとって1泊2日で伊勢、桑名の旅を計画していたのだけれど、仕事で休みがとれずに中止となった。高速道路の混み具合をテレビで見ていると出掛けなくて正解だったかも知れない。夕方くらいから都内の史跡を散策に出掛けようと思い立つが、あまりの暑さにこれも挫折した。年々、夏の暑さが厳しさを増している様な気がする。特に墓地を歩くことが多い史跡散策では日陰が少ない上に、地面や墓石からの照り返しもあって、死にそうになる。僕が地球の温暖化を真剣に考える瞬間、それは夏の墓地を歩いている時かも知れない。 TOP |
2002年08月09日 金曜日 仕事帰り、クタクタになっていつも通りの道を歩いていると近所の家の塀にカブトムシがとまっているを発見した。天然であろうはずがないので、大方、何処かの家で飼っていたものが逃げ出したのだろうけれど、忘れかけていた子供心に火がついて、嬉々として捕まえて帰る。あれだけ疲れていたのに、こんなことでも元気になれるものなのだと後から気づいた。名前を付けてやろうということになり、鉄之介と付ける。弱っているふうだったけれど、スイカを与えたら朝までへばりついていた。元気になって欲しい。 TOP |