2003年10月29日 水曜日 文化12年(1815年)のこの日、彦根藩11代藩主直中の第14子として井伊直弼は生まれた。既に兄が12代藩主を継いでいたため、幕府大老はおろか、藩主への道も閉ざされ、他家に養子に行くか、一生部屋住で過ごさなければならない境遇であった。しかし、その境遇は32歳の時に一転する。世子が急死し、彦根に唯一残っていた第14子の直弼が世子の座に就いたのである。ここから桜田門外で水戸浪士に暗殺されるまで、わずか14年。部屋住から幕府大老に上り詰めたその生涯は、彼にとって本当に幸福だったのだろうかと思わずにはいられない。 TOP |
2003年10月27日 月曜日 この日は吉田松陰の没後144回目となる命日。松陰先生の墓がある世田谷松陰神社とその周辺では、先の25、26日の両日、幕末維新祭りが開催された。どの位の人が集まったのだろう、夢中で足を運んでいた頃が懐かしい。松陰神社に出掛ける際、大抵は渋谷からバスに乗ってしまうのだけれど、渋谷から三軒茶屋に出て、東急世田谷線に乗り換え、松陰神社前まで行くのもまた楽しい。2両編成でどこか路面電車を思わせる列車に揺られているとちょっとした旅行でもしている感覚になる。何だかぶらっと出掛けたくなって来た。 TOP |