高幡不動の名で親しまれる高幡山金剛寺は真言宗のお寺。境内では天然理心流の出稽古も行われたといい、近藤勇と土方歳三の顕彰碑である殉節両雄の碑がある他、土方歳三の銅像が建つ。また、不動堂裏手奥にある大日堂には土方歳三の位牌が安置されている。
新選組副長土方歳三の生家。建物の一部を土方歳三資料館として開放し、土方歳三の遺品を公開している。また、庭には土方歳三手植えと伝えられる矢竹が残る。
土方歳三資料館
文禄2年(1593年)に建立された新義真言宗のお寺。新選組副長土方歳三の墓があり、献花が絶えない。墓には遺髪が納められているともいうが、真偽については不明。境内には他に土方歳三の顕彰碑が立つ。土方歳三は明治2年(1869年)5月11日没。享年35歳。
とうかん森は土方一族が稲荷社を祀った場所で、「稲荷森」を音読みにした「とうかもり」が由来とも、土方一族十余家が祀った森であるので「十家森」が由来とも言われる。土方家の氏神を祭る稲荷社がある。
元徳元年(1329年)の開山となる臨済宗鎌倉建長寺派のお寺。明治元年(1868年)1月4日、鳥羽伏見の戦いで落命した新選組六番隊組長、井上源三郎の墓がある。墓石は風化が激しく、近年新しい墓石が建てられた。井上家の墓誌には源三郎の甥で新選組隊士であった井上泰助の名前もある。境内には井上源三郎の顕彰碑が立つ。
日野の自然や歴史を紹介、展示する歴史館。土方歳三生家の復元模型が展示されている。
慶長7年(1602年)に創建された浄土宗知恩院派のお寺。日野宿の名主であった佐藤彦五郎と妻ノブの墓がある。ノブは土方歳三の実姉。また、佐藤道場で天然理心流を学び、土方歳三らと浪士隊に参加した玉川居祐翁の墓もある。
大昌寺 |
日野宿の名主を務めた佐藤彦五郎の御子孫が開設された資料館。佐藤彦五郎を始め、近藤勇、土方歳三など新選組縁の品が展示されている。
佐藤彦五郎新選組資料館
牛頭天王の神像を勧請したのが始まりといわれる八坂神社。寛政12年(1800年)に再建された本殿は、郷村の鎮守社としては大規模のものであるといわれ、現在は保護のため、神明造りの覆屋に納められている。天然理心流近藤周助の門人達が安政5年(1858年)8月に剣術上達祈願の額を奉納したことで知られるが、残念ながら非公開のため、見ることは出来ない。
江戸を起点とする五街道の1つ、甲州街道の日野宿跡。多摩川を渡る日野の渡しがあったことでも知られる。土方歳三の義兄である佐藤彦五郎が名主を勤め、一帯では天然理心流が盛んに行われた。
新選組六番隊組長井上源三郎の生家。土蔵を改装した資料館には、井上源三郎を始め、井上源三郎の兄で八王子千人同心を務めた松五郎縁の品などが展示されている。
井上源三郎資料館