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日蓮宗のお寺。北辰一刀流千葉定吉の娘、千葉佐那子の墓がある。千葉佐那子は坂本龍馬の許嫁であったともいい、坂本龍馬暗殺を知った後も明治２９年に５９歳でこの世を去るまで生涯独身を貫き通した。遺体は谷中の天王寺に埋葬されたが、無縁仏になることを心配した小田切謙明の妻豊次により小田切家の墓に分骨され、清運寺に墓が建てられたという。側面に「坂本龍馬室」とある。

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甲府城跡。徳川家康が天正１０年（１５８２年）、一条小山に築城したのが始まりと云われ、江戸時代を通じ、江戸の西の要として重要視された。明治元年３月、旧新選組隊士を中核とする甲陽鎮撫隊は江戸を発し、甲府城を目指したが、乾退助を参謀とする東山道先鋒隊に先を越され、抵抗拠点を失うこととなった。